つい先日、
大学の講義でとある発表グループが常識クイズ大会を主催。
その中で、特に正解者数が少なかった常識が
ものすごく印象に残っている。
その問題とは、
「扇子は元々どのような目的で使われたか」
というもの。
選択肢は
1.香りをかぐ
2.インテリア
3.メモ帳
4.顔を隠す
の4択であり、多くの人が1番「香りをかぐ」を選択。
と言うことは…答えは1番ではないのですが、
ここまで読んでくださっている方はどの選択肢を選びますか?
「これ、何かのクイズ番組で見たことあるから知ってるわ~」
と、どや顔で選択肢を選んだ友人の隣で、
私は全く分からず、さも正解のような顔をしている1番を選択してしまった。
100人ほどいる中で半分以上が1番を選択する中、
正解したのはなんとわずか一人だった。
(つまり、私の友人だったわけですが・・・)
じゃあ、答えは何なのか。
前置きが長くなってしまったので、さっそく。
正解は、3番の「メモ帳」である。
私はびっくり仰天。
一番「自分は答えじゃないよ~」という顔をしていそうな選択肢だったのに・・・。
しかし、驚いた分、しっかりと頭に記憶され、
じゃあ具体的に「扇子をメモ帳として使う」とはどのようなものなのか、
調べてみた。
と言うことで、以下に少し調査内容を述べてみる。
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扇子は、およそ1200年前の奈良時代後期に、
日本で生まれた。
(てっきり中国からもたらされていたものだと思っていた私はびっくりΣ(゚Д゚))
当時、紙は貴重であったため、
薄い木の板である「木簡」にメモを取っていた。
しかし、木簡1枚では足りないほどメモが大量になることもある。
そのため、木簡を数枚重ねて糸で束ねて常に携帯できるようにした。
そして、使用するときには扇状にそれを開いてメモ。
これが扇子の始まりである「檜扇」(ひおうぎ)である。
じゃあ、何をメモしていたの…?
内容は、作法や式次第。
檜扇を使う高貴な男性方には必須の内容である。
しかしそれは、とどのつまり、
(とどのつまり:結局、最終的に)
式途中に
「次は何だっけ」
と忘れた時にこっそり見ることができるということで…!
・・・カンニングペーパー?
ということはさておき、
その後、文字を書かず、彩色されたり絵が描かれたりする
美しい扇が登場し、女性の間で装飾品として普及した。
そして現代、風を起こすための扇子までつながるのである。
そしてもう一つ、
檜扇のようにメモ帳として使う扇は「冬の扇」
現代の扇子のように風を起こす目的で使う扇子は「夏の扇」
と呼ぶこともあるそう。
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ということで、調べて得た内容をつづってみました。
扇子は、昔から風を起こすものとして使われていたんじゃないか
と信じて疑わなかった私にとって、驚きの連続!
すごく面白い内容だったなぁと・・・。(*^-^*)
クイズ大会を開いてくれたグループの皆さん、ありがとう!
まとめてみたことで、より理解できた気がする☆彡
という良い気分で今回のブログをしめたいと思います。
皆さんの知識量upのお役に立てたならば、
幸いです。
(様々な書籍、ホームページからの情報を得てまとめてみました)